突発性発疹症

本症は乳幼児期に罹患する急性発疹症で、好発年齢は9-21ヶ月であり、大部分はヒトヘルペスウィルス(HHV)-6の初感染で生じます。季節性は無く、年長の同胞がいると感染リスクは高まります。HHV-7も類似症状を示しますが、感染時期はHHV-6より遅く、再罹患例の原因はHHV-7によるものとされます。感染経路は本症既感染の成人唾液に含まれるウィルスの経口的あるいは経気道的に感染します。

約10-14日の潜伏期を経て突然の高熱(38-39℃)で発症し、3-5日持続した後に、解熱と共に体幹を中心に顔面、四肢に淡紅色の丘疹または紅斑が出現し、落屑や掻痒を伴いません。一般に高熱のわりには全身状態は良好で、時に嘔吐、下痢、眼瞼浮腫、頚部リンパ節腫脹、大泉門膨隆を伴うことがあります。稀に発熱初期に熱性痙攣を伴うことがあります。
通常、予後良好であるため、対症療法で経過観察を行います。発熱時は安静と水分補給、必要に応じて解熱剤を使用します。稀に脳炎、劇症肝炎などの合併症があります。

執筆:2011.1

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