癜風(なまず)

癜風(でんぷう、Tinea versicolor、なまず)

本症は、皮膚に常在する真菌であるマラセチア菌(Malassezia globosa、M. furfur など)が原因で生じる、表皮に発症する真菌感染症です。この菌はマラセチア毛包炎や脂漏性湿疹の原因菌としても注目されています。
細かい鱗屑が付着する淡褐色斑(黒色癜風)あるいは脱色素斑(白色癜風)が生じ、俗に黒色癜風を「黒なまず」、白色癜風を「白なまず」とも言います。好発部位は脂漏部位である背部、胸部、頸部、上腕、腋窩などで、春から夏にかけて発症および悪化しやすく、痒みは伴わないことが多いです。思春期以降の男女に同程度で発症し、極ありふれた疾患ですが、一般的に認知されていないようです。
診断は病変部の表皮を擦り取って、顕微鏡検査して、特徴的な胞子&菌糸を確認できれば確定できます。
治療にはミコナゾール、イトラコナゾールなどイミダゾール系の抗真菌外用薬が用いられ、症状は容易に消失しますが、1-2年以内に再発しやすい傾向があります。

執筆:2011.3

▲PageTop

ページトップに戻る