Sutton母斑

Sutton(サットン)母斑 (Sutton nevus) [同義語:Sutton 遠心性後天性白斑、Sutton 白斑]

病変の中心に母斑細胞母斑(黒子)があり、周囲に円形ないしは楕円形の白斑を生じたものを指します。小児から青年の時期において顔面や頸部、体幹などに多く発症します。
また、白斑が血管腫、線維腫、青色母斑、老人性疣贅、悪性黒色腫などの周囲に発症する場合が時にあり、これをSutton 現象(Sutton's phenomenon)と言います。
原因は、中心の黒子部に存在するメラニンに対する自己免疫が生じ、その免疫反応が周囲皮膚のメラニンに対しても生じるために白斑が生じると考えられています。

病理所見

母斑細胞やメラノサイトの変性、崩壊が認められ、その周囲にリンパ球とマクロファージの密な浸潤を認めます。

治療

尋常性白斑に準じた治療を行います。
中心の母斑を切除すると、白斑の治癒が促進されて、合併症である尋常性白斑の発症を未然に予防することが可能になります。
美容的に問題がなければ経過観察として自然治癒を待つこともあります。つまり、遠心性に広がった白斑は、真中の母斑が退色扁平化して行くと共に、次第に消退します。

執筆:2011.5

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