砂かぶれ皮膚炎

 この病名は砂場で遊んで生じる「砂かぶれ皮膚炎」の病態につけられた名称ですが、実際には砂場で遊ばない小児も生じるので、現在では細菌やウィルス感染症によって生じると考えられています。

4歳前後の幼児に、手掌・指間、足底・趾間に点状・漿液性小丘疹が集簇して、びまん性に発赤と腫脹を認めます。初期には両手足を擦り合わせて強い掻痒を訴え、夜間に泣き叫んだり、不眠になる小児もいます。数週間で腫脹や浮腫が消腿して、膜様あるいは粃糠様の落屑を認めます。経過が長く2ヶ月程度に及ぶこともあります。
ステロイド外用はほとんど無効で、抗ヒスタミン剤内服による対症療法で対処することになります。
この症状はさまざまな状況(例えば、猩紅熱、川崎病、Gianotti-Crosti症候群、Epstein-Barr感染症など)で生じるため、病因の細菌やウィルスは多彩で特定できないことも多いです。

執筆:2011.1

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