脂腺上皮腫

脂腺上皮腫(sebaceous epithelioma;sebaceoma)

本症は、黄色からピンク調のドーム状あるいは有茎の結節(2-5mm程度)で、脂腺細胞に分化する基底細胞様あるいは胚芽細胞様の腫瘍細胞の増殖を認める、比較的稀な良性腫瘍です。通常、中高年者の顔面・頭部に好発し、単発性のことが多いです。
通常は境界明瞭で被膜を有する異型性の無い良性腫瘍のため、病理組織診断は比較的容易ですが、時に基底細胞癌(特に脂腺分化を伴う)、皮膚付属器腫瘍、脂腺癌などとの鑑別が必要なこともあります。

治療

外科的切除、電気焼杓、凍結療法などが行われ、予後良好です。
尚、本症にMuir-Torre症候群が関連することがあるので、内臓癌の検索が勧められます。

執筆:2012.5

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