鱗状毛包性角化症

鱗状毛包性角化症(土肥)[Keratosis follicularis squamosa (Dohi)]

本症は、思春期頃から青年期にかけて、主に躯幹(特に腹部、腰臀部、臀部)に左右対称性に出現する毛包一致性の黒点とその周囲に灰白色の円形葉状の鱗屑を特徴とし、「蓮の葉の水面上に浮かびたるがごとき」独特の形態を呈する後天性角化異常症と考えられています。自覚症状は一般に無いが、軽度の掻痒・乾燥感があることもあります。慢性の経過を辿ることが多いですが、加齢と共に軽快することもあります。
人種的・地理的に罹患率に差があり、日本人などの東洋人に多くみられます。しかし、近年の生活習慣の欧米化により、本症が減少していると報告されています。
本症の原因は未だ不明で、毛包への細菌感染、衣類の機械的刺激、遺伝、性ホルモンの関与が推定されています。

治療

角質軟化剤の外用、ミノサイクリンやロキシスロマイシンの内服やビタミンD3外用が有効との報告もありますが、確立された治療法はまだありません。

執筆:2011.2

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