類皮嚢腫

類皮嚢腫(dermoid cyst)

本症は、3胚葉成分から構成される奇形腫とは異なり、嚢胞壁成分が皮膚と皮膚付属器に限られた嚢腫です。胎生期外胚葉組織が陥入して発生するものと、成熟嚢胞性奇形腫のうちで皮膚様の組織のみから成るものとがあります。
いずれも身体各所に発生しますが、口腔領域の発生頻度は低いとされます。特に、顔面では、眼窩周囲、舌下部および頤下部の正中線上に発生することが多く、胎生期に第1鰓弓及び第2鰓弓の癒合線上に遺残した外胚葉組織が迷入することで発生すると考えられています。

病理所見

表皮様の角化重層扁平上皮に裏打ちされた嚢腫で、嚢胞壁に脂腺、汗腺、毛包などの皮膚付属器を認めます。

治療

外科的摘出を行います。

執筆:2012.3

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