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乳幼児踵石灰沈着症

当院で掲載している希少難治性疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、その検査や治療は当院では行っておりません
また、紹介すべき病院に関しても適切な情報を持ち合わせておりません。
尚、当院では希少難治性疾患に対する医療相談は行っておりませんので、ご理解のほど宜しくお願いします。

乳幼児踵石灰沈着症 (Infantile calcinosis of the heel)

本症は、乳児の踵に生じる皮膚石灰沈着症で、単発あるいは多発性で、平均3mm程度の淡黄色~白色の小結節です。生後4-12か月ごろに生じ、徐々に増大して18-30か月程度で自然に経表皮排出されることが多く、通常自覚症状はありません。明らかな男女差を認めず、多発性では早産児が多いです。
本症では、血液学的検査や生化学的検査に異常無く、外的刺激(主として、新生児期の踵採血)が誘因となる栄養障害性石灰沈着症と考えられています。

執筆:2012.8