毛包腫

毛包腫 (trichofolliculoma)

本症は自覚症状の無い毛包性分化を示す過誤腫で、稀な良性腫瘍です。
表面平滑で5~10 mm程度のドーム状の常色の小腫瘤が、顔面(特に外鼻やその周囲)や頭部に好発します。しばしば、中央部に角化性小陥凹がみられ、その部位に羊毛に似た複数の幼弱毛が生えることが特徴です。白人の成人男性に多く発症するとされています。
病因は不明ですが、内・外毛根鞘と毛乳頭などを含む全毛包性分化を示す良性腫瘍と考えられています。

病理所見

中央に大型の嚢胞状病変(毛包漏斗部嚢腫様構造)があり、角化物と軟毛が入っています。そこから放射状に多数の小型の2次性毛包が出ています。2次性毛包は結合組織性毛包に類似した間質で取り囲まれています。

治療

放置しても良いが、整容面から切除することもあります。

執筆:2012.6

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