毛芽腫

毛芽腫 (trichoblastoma)

本症は、毛包の毛芽細胞(follicular germinative cell)由来の稀な良性腫瘍です。
中高年(50-70歳)の頭部や顔面に好発し、孤発性に半球状に隆起した境界明瞭な結節または皮下結節(約2cm大程度まで)が緩徐に増大します。脂腺母斑に伴って生じる腫瘍としては最も多いとされます。性差はありません。

病理所見

上皮成分と間質成分で構成されてFibroepithelial unitを形成し、上皮成分は毛芽細胞様細胞で構成され、間質成分は幼弱なperifollicular sheathに類似しています。間質にアミロイド沈着を伴うことがあるが、肥満細胞は認めません。また、下部毛包分化(毛球と毛乳頭構造)を認めます。裂隙はfibroepithelial unitと間質の間に形成されます。Merkel cellが胞巣内に共生することがあります。

鑑別疾患

基底細胞上皮腫や毛包上皮腫が挙げられます。

治療

外科的切除を行います。

執筆:2012.6

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