健康サンダル角化症

本症は健康サンダルを常に履行して、足底の角質が反応性に肥厚してくる疾患です。
健康サンダルの表面にある多数の"いぼ状突起"が、歩く度に継続的に足底の皮膚に当たり、その物理的刺激によって足底の皮膚が反応性に硬く肥厚することで生じると考えられています。

症状

両足底の荷重部位(土踏まずを除く足底部位と両母趾底側)に角化病変が目立ちます。但し、健康サンダル表面の"いぼ状突起"が主に土踏まずにある場合は、土踏まずを中心に角化症ができることもあります。
自覚症状はほとんどありませんが、かゆみやしびれ一枚紙を貼ったような違和感・不快感を訴えることが時にあります。

鑑別疾患

肉眼的には角化型白癬と類似することが多いので、顕微鏡検査で白癬菌を認めないことを確認することが重要です。この他にも、遺伝性あるいは掌蹠角化症や乾癬などとの鑑別が必要ですが、発症時期、発症部位の分布や角化の状態が全く異なるので、判別は可能なことが多いです。

治療

健康サンダルを履いているかぎりは治りません。健康サンダル履用を2ヶ月程度中止すると症状は軽減します。
尚、足白癬と健康サンダル角化症の合併例もあるので、その場合は両者の治療が必要になります。

執筆:2012.10

▲PageTop

ページトップに戻る