好酸球性膿胞性毛包炎

本症は、顔面などを中心に毛包一致性の掻痒性丘疹ないしは無菌性膿胞が癒合して紅色局面を形成しながら、環状あるいは遠心性に拡大する病態です。紅色局面は一定の大きさになると中央部は軽度の落屑と色素沈着を残して消退しますが、周期的に再燃を繰り返して慢性に経過します。
好発年齢は20-30歳台で、男性(男女比:5:1)に多く発症します。好発部位は顔面が80-90%で圧倒的に多く、次いで背部・上肢伸側・胸部.掌蹠などにも生じます。掌蹠に生じる場合は掌蹠膿胞症に類似した症状を呈することもあります。
原因は明らかではありませんが、病理学的には毛包脂腺系に好酸球浸潤を伴う滲出性炎症を認め、皮疹の病勢に一致して末梢血好酸球の変動を認めることが多く、皮脂中に好酸球走化因子が存在することも解明されつつあります。

治療はインドメタシン内服が第一選択です。これで奏効しない時は、塩酸ミノサイクリン内服やジアミノジフェニルスルホン(DDS)内服を考慮します。タクロリムス軟膏外用も有効なことがあり、インドメタシン外用も時に奏効します。その他光線(PUVA)療法も有効なことがあります。

執筆:2011.1

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