表在性皮膚脂肪腫性母斑

表在性皮膚脂肪腫性母斑 (Nevus lipomatosus cutaneous superficialis)

本症は、真皮内における異所性脂肪組織の増生を特徴とする稀な疾患です。多発型と単発型に分けられ、多発型は軟らかい小結節が帯状あるいは島状に集簇した特徴的な臨床像を呈し、好発部位は腰背部・臀部・大腿部で約80%を占めます。生後から10歳代の発症が多く、男女比は3:7で女性の発症が多いです。
単発型は大人に発症し、どの部位にも生じます。

原因

原因は未だ不明ですが、真皮血管周囲の未分化な間葉系細胞から発生したlipoblastが発症に関与しているのではないかと推測されています。遺伝性はありません。

病理所見

真皮内に成熟した脂肪細胞の増殖を認めます。時に、毛包系異常を伴うことがあります。

治療

外科的切除を行います。皮膚欠損が広範な場合は局所皮弁等で被覆します。

執筆:2012.7

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