炎症性線状疣贅状表皮母斑

炎症性線状疣贅状表皮母斑 (inflammatory linear verrucous epidermal nevus)

本症は表皮母斑の特殊型(表皮母斑全体の5%を占める)であり、繰り返す炎症症状と苔癬様湿疹あるいは乾癬様外観、紅斑と疣贅状丘疹、強い掻痒感とブラシュコ線に沿った列序性配列を呈します。本症の原因は未だ不明です。

本症の特徴として

  1. 主に幼少時に発症(患者の75%は5歳未満に発症)
  2. 女児に多い(男女比は1:4)
  3. 左下肢に好発
  4. 掻痒を伴う
  5. 病理組織学的に乾癬様所見を呈する
  6. 治療に抵抗性

治療

確立された治療法はありませんが、外科的治療(切除縫合、皮弁、植皮術、エクスパンダーなど)、液体窒素による凍結療法、深層剥皮術などが行われますが、瘢痕が残ったり、病変の大きさによっては治療困難なこともあります。
この他にも、レーザー治療、メチルアミノレブリン酸光線力学療法などもありますが、効果は不定です。

執筆:2012.5

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