ED

ED(Erectile Dysfunction)外来

EDとは勃起機能の低下、即ち「性交時に十分な勃起が得られない、あるいは十分な勃起が維持できない。このような理由により満足な性交が行えない状態」と定義されています。EDの原因の多くは加齢によるものではなく、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症等)やストレスだと考えられています。日本でも40歳以上の男性の多くがEDに悩まれていると考えられ、1130万人以上と推計されています。

 現在、日本での内服薬によるED治療はバイアグラ(ファイザー株式会社)とレビトラ(バイエル薬品株式会社)とシリアス(日本新薬株式会社)で効果が期待できます。両薬剤は、性的刺激に対して勃起に関する反応を増強させる作用がありますが、陰茎海綿体に直接作用する薬剤ではありません。従って、催淫剤、精力増強剤ではありませんので、ご注意下さい。 

 両薬剤は各々特徴が異なりますので、禁忌(処方できない場合)、慎重投与(処方は可能ですが慎重な投与が必要な場合)、併用注意(服用されている薬剤との併用に注意が必要な場合)、重要な基本的注意事項がありますので、ご熟読下さい。

バイアグラ、レビトラ両薬剤の処方ができない場合(禁忌)
  1. 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン等)を投与中の方
    (詳しくはお尋ねください。)
  2. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方
  3. 心血管系障害を有するなど性行為が不適切と考えられる方
  4. 度の肝機能障害(肝硬変等)のある方
  5. 低血圧(血圧<90/50mmHg)の方
  6. 治療による管理がなされていない高血圧(収縮期圧>170mmHg、拡張期圧>100mmHg)
  7. 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある方
  8. 網膜色素変性症の方
  9. 塩酸アミオダロン(アンカロン)を投与中の方
レビトラの処方ができない場合(禁忌)
  1. 先天性のQT延長の方
  2. クラスIA又はクラスIIIの抗不整脈薬を投与中の方
    (詳しくはお尋ねください。)
  3. 不安定狭心症のある方
  4. 血液透析が必要な腎障害の方
  5. リトナビル(カレトラ、ソービア、ノービア)、インジナビル(クリキシバン)、アタザナビル(レイアタック)、サキナビル、サキナビルメシル酸塩、ホスアンプレナビル、ロビナビル、リトナビル、ダルナビルを投与中の方
    (詳しくはお尋ねください。)
  6. ケトコナゾール(国内未発売)、イトラコナゾール(イコナゾン、ノデノラート、イトラート、イトリゾール、トラコナ、イトラコン)を投与中の方
    (水虫等のお薬です。詳しくはお尋ねください。)

※レビトラはバイアグラと比較すると禁忌の薬剤が多いので、現在服用されているお薬を十分ご確認の上、服用下さい。

禁忌

禁忌一覧 バイアグラ レビトラ
本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある方 禁忌 禁忌
心血管系障害等で性行為が不適切な方 禁忌 禁忌
重度の肝機能障害のある方 禁忌 禁忌
低血圧(血圧<90/50mmHg)の方 禁忌 禁忌
未治療の高血圧(収縮期圧>170mmHg、拡張期圧>100mmHg)の方 禁忌 禁忌
脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある方 禁忌 禁忌
網膜色素変性症の方 禁忌 禁忌
先天性のQT延長の方   禁忌
不安定狭心症のある方   禁忌
血液透析が必要な方   禁忌

併用禁忌

併用禁忌一覧 バイアグラ レビトラ
硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン等)を 投与中の方 禁忌 禁忌
クラスIA又はクラスIIIの抗不整脈薬を投与中の方   禁忌
カレトラ、ソービア、ノービア、クリキシバン、レイアタックなどを投与中の方 慎重投与 禁忌
ケトコナゾール(国内未発売)、イコナゾン、ノデノラート、イトラート、イトリゾール、トラコナ、イトラコンを投与中の方 慎重投与 禁忌

バイアグラ、レビトラ両薬剤投与に慎重に投与する必要がある場合(慎重投与)

  1. 陰茎の構造上欠陥のある方
  2. 持続性勃起の素因となり得る疾患ある方 (詳しくはお尋ねください。)
  3. 他の勃起不全治療薬またはPDE5阻害薬を投与中の方
  4. 出血性疾患又は消化性潰瘍のある方
  5. 高齢者(65歳以上)の方
    (バイアグラは25mg、レビトラは5mgから投与を開始するなど慎重な投与が必要です。)
  6. チトクロームP4503A4を阻害する薬剤(エリスロマイシン)を投与中の方
    (バイアグラは25mgから投与を開始するなどの慎重投与が必要になります。レビトラは5mgを超えないように注意が必要です。)
  7. 肝障害のある方 (バイアグラは25mg、レビトラは5mgからの慎重な投与が必要です。)
  8. α遮断薬を投与中の方(前立腺肥大症、排尿障害、高血圧の薬です)

バイアグラ投与を慎重に投与する必要がある場合(慎重投与)

  1. 重度の腎障害(Ccr<30mL/min)のある方
    (バイアグラは25mgから投与を開始するなど慎重な投与が必要ですが、レビトラは投与可能です。)
  2. カルペリチド(ハンプ注射用)を投与中の方
  3. 多系統萎縮症のある方(*レビトラは投与可能です)
  4. チトクロームP4503A4を阻害する薬剤[タガメット、ケトコナゾール(国内未発売)、イトラコナゾール(イコナゾン、ノデノラート、イトラート、イトリゾール、トラコナ、イトラコン)、リトナビル(カレトラ、ソービア、ノービア)、サキナビル(インビラーゼ、フォートベイス)、ダルナビル]を投与中の方

副作用(バイアグラ&レビトラ)

ほてり(10-25%)、頭痛(10-13%)、動悸視覚異常(1-2%)、消化不良(1%未満)などですが、ほとんどが一過性です。レビトラではこの他に鼻閉(3%)が生じることがあります。

※最近、バイアグラによる、重篤な視力障害が報告されています。

バイアグラ、レビトラ両薬剤投与に関する重要な基本的注意事項

  1. 高所作業、自動車の運転等機械を操作する際には、副作用によるトラブルが生じる可能性がありますので、服用をお控え下さい。
  2. 4時間以上の勃起の延長、6時間以上持続する痛みを有する勃起の持続が認められた場合には、直ちに医師の診断を受けて下さい。
  3. 心血管系疾患で性行為が望ましくない方はお控え下さい。

バイアグラ投与に関する重要な基本的注意事項

食事と共に本剤を内服すると、空腹時に投与した場合に比較して効果発現が遅れることがあります。

レビトラ投与に関する重要な基本的注意事項

心血管障害又は肝障害を有する方は、投与期間中に必要に応じて専門医による心電図検査を受けることをお勧めします。

その他の注意事項

個人輸入等により両剤を入手できるホームページ等が散見されますが、本物かどうか保証できません。両剤は医師の処方箋が必要な薬です。

シアリス

シアリス(一般名:タダラフィル)という新しいED治療薬が、日本イーライリリー㈱ から2007年9月から日本でも販売が開始されました。従来のED治療薬(バイアグラ、レビトラ)の大きく異なるのが、その作用時間です。バイアグラやレビトラの作用時 間が4~8時間に対して、シアリスは30時間~36時間作用するのが大きな特徴です。また、シアリスは食事の有無に関わらず服用が可能です(全てのED治療薬は、空腹時の服用が体内への吸収が早いために、効果も良く明らかに速効性がある)。従って、長 時間作用型のED治療薬であるために、患者さんにとって焦りやプレッシャーが少なく、ゆとりを持って行為を行うことができます。 使用禁忌や副作用についてはバイアグラやレビトラに準じますので、割愛します。

処方に関して

当院では、バイアグラとレビトラとシアリスとシルデナフィル(バイアグラの後発品)を採用しており、処方は自費診療となります。 

初診の場合は初診料3,000円とバイアグラとレビトラ共に1錠あたり1,620円 (税込)です。

シアリスは1錠あたり1,728円(税込)です。再診の場合は再診料800円と左記の薬価格がかかります。御購入できる錠数は20錠までですので、ご了承下さい。

シルデナフィルは、1錠(50mg)1,000円(税込)になります。

診察の流れ

1. 院長外来に御来院下さい。初診の方は受付で問診表をお渡ししますので、問診表には、

「ED」とご記入して頂き、保険証の提示を求められた場合は、「自費です。」とお答え下さい。

2. 診察室にて簡単な問診を行い、バイアグラ・レビトラ・シアリスを服用して良いかどうかの判断をさせて頂きます。重篤な副作用(死亡や障害など)を防止するため に、正確で偽りの無い自己申告をお願い致します。重篤な生活習慣病や現在の内服薬 などに問題が無ければ、同意書に署名後、院長が直接その場でお薬をお渡し致します。尚、EDの原因を十分精査してほしいとの希望がある場合や、ED内服薬が無効だった場合は、より高度の専門医を受診することをお勧めします。

EDの詳細については下記のHPをご覧下さい。

バイアグラ
http://www.ed-info.net/

レビトラ
http://www.ed-netclinic.com/

シアリス
http://www.ed-care-support.jp/

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