炭酸ガスレーザー

原理

炭酸ガスレーザーの波長は10600nmで、大部分が組織内の水分に吸収されて一瞬にして熱エネルギーに転換され、組織を加熱、凝固、炭化、気化、蒸散させます。照射するとその組織表面から0.1~0.2 mmまでの深さで吸収され、熱拡散による周囲組織への損傷は軽度で、限局的に組織を蒸散します。0.5 mm以下の血管であれば簡単に止血することができ、術後の疼痛も軽度です。

当院採用機器の特徴

当院で使用している炭酸ガスレーザー はミワテック社製M-LASER MC-70(厚生省認可済)で、より疼痛を軽減できる照射設定が可能です。

炭酸ガスレーザーの長所

・出血がほとんどない
・手術よりも短時間で処置ができる
・小さな良性皮膚腫瘍であれば、術後瘢痕は多少陥凹する程度であまり目立たない

炭酸ガスレーザーの短所

・腫瘍を取り残す可能性があり、再発することがある。
・大きな腫瘍(4~5mm以上)の場合は、術後瘢痕が目立つ場合が多い。

適応患者

・比較的小さな良性皮膚腫瘍
・小さなほくろ(黒子)、いぼ、※ウィルス性疣贅は一般的に不適ですが、難治の場合は使用することがあります
・脂漏性角化症(老人性疣贅)、汗管腫、軟線維腫
・血管拡張性肉芽腫、毛細血管拡張症

炭酸ガスレーザー治療は自費診療

炭酸ガスレーザーによる治療は、健康保険の適用となっていませんので、自費診療となります。

黒子に似ていても、異なる良性皮膚腫瘍や悪性皮膚腫瘍などの可能性がある場合は、手術で全摘出ならびに病理検索をお勧めする場合があります。

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